タイガー・ウッズと父親2

タイガー・ウッズの強さとゴルフ会員権

5月3日朝、タイガー・ウッズの父、アール・ウッズ氏がカリフォルニア州サイプレスの自宅で他界しました。74歳でした。1996年に心臓のバイパス手術を受けてから、1998年には前立腺癌が発覚、治療して完治した思われましたが、2004年に再発しました。タイガー・ウッズはホームページで「父は親友でありお手本とする人物でもあったので、とても胸を痛めています。父が成し遂げた素晴らしい様々なことを思うだけで、僕はとても打ちのめされた気分になります。素晴らしい父親であっただけではなく、素晴らしいコーチであり、助言者であり、友人でした。父なしでは僕の成功はなかったでしょう」とコメントしました。


序盤戦で早々に2勝を挙げたとはいえ、06年シーズン前半はタイガー・ウッズにとって苦しい日々でした。最愛の父アールが全身を癌でおかされ、余命がいくらもないことを承知の上で臨んだマスターズでした。「メジャーで優勝する姿を、もう1度、父に見せてあげたい」との想いでしたが、そんなタイガーの想いは叶わず、結果は3位タイでした。生前の最後の贈り物と決めていたメジャー勝利を渡すことができないうちにアールが逝去してしまったことで、タイガーは胸を痛めました。